ハンドメイドエフェクター工房Studio Daydreamのオーバードライブ、KCM-OD Silver v10を買ったのでレビューです。
何年か前にv7.5を買って、良い印象のオーバードライブだったんだけど、その後手放した。
ここ最近、購入のおまけでジョッキやら湯呑みやらをプレゼントしてくれるというので(笑)、釣られてv10を購入しました。
筐体の質感は以前よりめちゃくちゃ良くなっている。V7.5はハンドメイドにしては良くできてるなというくらいの印象だったが、V10はもう高級メーカーみたいな質感。とても所有欲が満たされます。良いです。
コントロール
コントロールは非常にシンプルで、GAIN、TREBLE、OUTPUTの3つ。v7.5や兄弟機のv9.0 Goldと違って、モード切り替えやバイパス切り替え等の沢山のコントロールは無し。バイパスもバッファードバイパスのみ。
その分セッティングに悩まないし、筐体もコンパクト。やっぱ歪みモノはシンプルなのが好み。
ガワはIN、OUTと9v DCジャックのみ。ジャックが少し上寄りに配置されているのは、配線しやすさを考慮してのことかな?抜き差ししやすい気がするし、エフェクターケースに入れて使う時も使いやすそう。
サウンド
音は、v7.5はとてもザックリクッキリのクリアーなサウンドだった印象だけど、v10 Silverはミッドが厚くてとても暖かみのある音像。ローファイ感のある音は好みなので、これは好きです。
v7.5はもっと押しが強くてメイン歪みを張れるくらいだったけど、v10はもう少し大人しめでその分他のペダルが何でも合わせられそうなキャラ。
オリジナルCENTAURは世代によってかなりキャラが違うらしいが、KCM-ODも世代によって変えてるのかな。各世代のを集めたら面白そう。
GAINの歪み量はそんなに多くないけど、クリーンからブースターからちょい軽めクランチまで、カバーできる範囲は広い。
何よりGAINを上げても非常にローノイズなのが凄い。v7.5もそこは素晴らしかった。
TREBLEは上げてもそんなにキンキンせず、絞ってもモコモコせず、使いやすいレンジでコントロールできる。
OUTPUTは極端には上がらないけど、十分な音量が稼げる。13〜14時くらいがパンチが効いて音量とのバランスが良い感じ。
湯呑み
公式WEB SHOPから買うと、今ならオリジナル「新機材(まいにゅうぎあ)」湯呑みをもらえます(2020.09現在)。前はジョッキでした。
沼なワードが写経みたいに書いてある。何が書いてあるかは買って確認してみよう!
個人的には「切替装置沼(すいっちゃぬま)」が語感が良くて好き(笑)。
KCM-OD Silver v10とGold V9.0を比較している動画を見つけた。どちらも良いですね。Goldの方がざっくりしたモダンな音の印象。V7.5の後継がV9で、V10はよりシンプルに削ぎ落としたバージョンていう感じ。
まとめ
オリジナルCENTAURはとても買えないけどクローンでなら、って時にはまっさきに試してほしいオーバードライブペダル。クローンとかを抜きにしても素晴らしいペダルだと思う。クリアさとふくよかさが程よいバランスで、きらびやかなクリーンブーストから中域の厚い軽めのクランチまでいける。このクォリティでこの価格はちょっとヤバいですね。
CENTAURを扱ったエフェクターブックも興味深くて面白かった。参考になります。
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