BOSS OD-3

BOSS OD-3 と OD-3 mod

押し入れから引っ張り出してきたシリーズ、今回はBOSS OD-3とFreedom Custom Guitar ResearchでモディファイされたらしきOD-3です。

BOSS OD-3は自分が初めて買ったエフェクターなんですよね。1998年くらいだったかな。高校生の時。ちょうどOD-3が出た頃ですかね。それでいまだに手放さずに持っているという。

BOSS OD-3

FCGR OD-3は、何年か前にネットオークションで手に入れたブツ。でもこれどういうルートで出てきたんだろう?FCGRのBOSSモディファイものは公式にはSD-1、BD-2、TR-2だけでそれ以外は市販もされていないし受け付けてもいないみたいなんだけど。ググっても出てこないし。テストで作ったのが流れたのか、裏ルート(笑)かなんかかな?
まあ、いんだよ細けぇ事は。

BOSS OD-3

OD-3、良い

2000年代前後くらいの記憶なんだけど、ブティック系の高級ペダルが出始めた頃って結構BOSS製品は安っぽいペダルの代名詞みたいな扱いだったころがあった気がする。まあ自分も漏れなくそんな寝言を言っていた気がする。「空間系は良いけど歪みは〜」みたいな。

だけど今OD-3を弾くと良いっすねコレ。めちゃワイドレンジでもなくピッキングニュアンスバリバリなわけでもないけど、しっかりローミッドがあって高域もちゃんとあって、ギターのヴォリュームにもついてきて、ブースターでも単体でも使える程度には歪んで。
ズバッと豪速球がくるスピード感じゃなく、ピッキングに対してほんの少し遅れてくるようなイメージ。
グイグイ来ないけどそっとそこに居てしっかり支えてくれる奥ゆかしさ。

当時はこの良さに気付けなかったね。

OD-3 モディファイ

個人的にはモディファイものも一長一短あると思っていて、あんまり弄くり倒したようなモディファイものは好みではない。素の良さが消えてしまうというか。

その点、FCGRのモディファイものはライト系モディファイというか、素のペダルの良さを残しつつ痒いところを改善したというイメージがある。このOD-3はまさにそんな感じで、販売しているものよりさらにライトなモディファイで留めているみたい。

OD-3 modの基板を見てみると、ハンダの乗り具合から主に3ヶ所変更してあるっぽい。

こちらが素のOD-3の中身。

BOSS OD-3

こちらがOD-3 mod。奥の方にある電解コンデンサ(?)と抵抗を何ヶ所か変えてあるのかな。モディファイものはイマイチ詳しくないのでよくわからない。あとジャックがスイッチクラフトに、配線も一部変えてある。見た目ではっきりわかるのはそのくらいで、本当に軽めのモディファイってところ。

音も軽めの変化

音を出してみる。漢の直列繋ぎ。

BOSS OD-3

OD-3 modは、素のOD-3よりもほんの少しローミッドの厚み(クセ)が無くなって、その分すっきりスムーズな質感になっている…気がする。何度も踏み変えてわかるくないの微妙な変化。歪みの量とかヴォリューム、トーンの効き方は変わらないので、素のOD-3と同じ使い方が出来る。

元々OD-3は低域出過ぎとか言われることもあるペダルなので、もしかすると元のオーナーはハムバッカー使いでOD-3の低域をどうにかしたかったのかな、と思ったり。自分はシングルコイル使いなので素のOD-3の低域がそんなに気にならないんだけど、爆音ででっかいアンプを鳴らす時は結構な差が出るかもしれない。

まとめ

ここ最近よく昔買ったペダルを引っ張り出してきてるけど、20数年販売され続けているBOSS OD-3の良さがここにきてわかる。何十年も同じ味を守り続けている町中華の超ベーシックなラーメンみたいな良さ。

そのモディファイものも、素の良さを守りつつちょっと味付けを変えた通な良さがある。まあでもこのモディファイは分かりにくすぎて商売にはならなそう(笑)。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

コメントは日本語で入力してください。(スパム対策)

CAPTCHA