audio-technica ATH-R70xa

audio-technica ATH-R70xa

audio-technica ATH-R70xaを買いました。

2月14日に出たばっかりで、その時は特に今すぐヘッドホンを買おうとかいう気も無かったんだけど、たまたまSandal Audioさんのレビューを読んでいきなり気になってしまいポチった。

そういえば、今使っているATH-A2000Xもそろそろ10年くらい使っているなあ…とか、イノホンを買って、やっぱ今時の良いヘッドホンは一つ持っておきたいなあ…とか、でも10万越えするようなものを買うのもなあ…とか思ってずっとA2000Xを使っていたところに、ATH-R70xaなら5万円と少々お高いが手が出ない価格帯でもなく、レビューを読んで良さそうじゃん、ということで非常にタイムリーでした。

開封

外箱は非常にシンプル。

audio-technica ATH-R70xa

中身は本体、ケーブル、ポーチ、取説。非常にシンプル。余計なコストをかけない意図が見えて非常に好感持てますね。

audio-technica ATH-R70xa

ケーブルは両出しのリケーブルタイプ。バヨネット構造なるロック機構が付いていて簡単には抜けないようになっている。リケーブルの種類が限られてくるのが難点。

audio-technica ATH-R70xa

ATH-A2000Xとの比較

ATH-A2000Xとのスペックを比較。インピーダンスの高さと質量の軽さが際立ちますね。スペック上は10数年前のヘッドホンと比べても数値が低いんだけど、普段使いではまったく気にならないでしょう。むしろスペックでは測れない音の違いがわかって、とても面白い。

ATH-R70xaATH-A2000X
型式オープンバックダイナミック型密閉ダイナミック型
ドライバーφ45mmφ53mm
出力音圧レベル97dB/mW101dB/mW
周波数帯域5~40,000Hz5~45,000Hz
最大入力1,000mW2,000mW
インピーダンス470Ω42Ω
質量(コード除く)199g298g
入力端子φ3.5mmステレオミニジャックφ3.5mmステレオミニジャック

付け心地

audio-technicaのヘッドホンはこれまで何台か使ってきて、どれもウィングサポート構造だったんだけど、装着感はまあこんなもんか?って感じだった。

ATH-R70xaは新型の調整機構付きヘッドバンドになったが、自分のアタマにはこちらのほうがしっくりきた。フィット感はとても良い。

軽さについて、A2000Xも重いと感じたことは無かったけどR70xaはマジで軽いので、R70xaからA2000Xにつけかえるとアタマの上に何か乗っている感がすごい感じる。R70xaは軽いのに側圧も必要十分で、付け心地が大変良いですね。

音について

R70xaを20~30時間くらい鳴らし終えたところ。

視聴環境は、

iBasso Audio DC-Eliteはモバイルでも据え置きヘッドホンアンプとして使っても良い仕事しますね。インピーダンスの高いヘッドホンでも全く問題無く鳴らしてくれます。

まず低域は十分にある。開放型ということでローは弱めかなと思っていたけど、どっしりした量感とはっきりと明瞭な低域が聞こえる。A2000Xは明瞭なのは良いんだけど、腰高で少々浮ついたところがあった。R70xaはクリアで量も十分で過剰すぎないので大変に聴き心地が良いです。

中域は伸びやかで変な歪感が無くとても良い。周りの空間が広く感じられるし各楽器がどこで何が鳴っているかクリアに聴こえる。

高域は十分にあるが、A2000Xのようにバキバキにクリアということもなく、大変聴きやすい。少しまったり気味かなと思う時もあるけど、多分A2000Xに耳が慣れすぎただけかと思う。

密閉型はハウジングの鳴りも含めてヘッドホンの個性かなと思うんだけど、A2000Xはまさにカッキンカッキンな金属の鳴りを楽しむヘッドホン。R70xaはハウジングの存在を感じさせず、ほんとに空間で音が鳴っている感覚になる。そもそも重量が軽いので、ずっと着けていられる。

音の感触は、最初は無機質で艶も何も感じない、本当にそのまま音を出している感じだったけど、鳴らしていくうちにだんだん艶っぽさのようなものも出てきたような気がする。耳が慣れてきただけかもしれない。

まとめ

毎年いろんなメーカーから良さげなヘッドホンやイヤホンが沢山リリースされるんだけど、どれも高いんですよね。テクノロジー的にも最新のメカって感じなんだけど、どうも食指が動かなかった。なんか音を楽しむというよりはスペックを眺めるみたいに感じられるものも多くて。

audio-technica ATH-R70xaは昔から同社がやってる開放型の構造をここまで音色を突き詰めてきて、なおかつこの価格でリリースしたってすごい。プロ用のモニターヘッドホンと言われているけど、聴き専のリスニング用途でも最高に良い音を聴かせてくれると思います。

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