前回は改造したFender Japan Jaguarを紹介しましたが、今回は改造したJaguarの音について書いてみます。
ピックアップについて
Fender Japan純正からSeymour Duncan SJAG-1 に換えた訳ですが、これは大当たりでした。純正PUは普通のストラトタイプのシングルコイルと比較するとかなりハイ上がりなのですが、SJAG-1と比べると少しこもり気味です。それと音が細くゲインが高いのか、ベシャッとした歪み方をします。クリーントーンも綺麗ではあるのですがイマイチ抜けてきません。
SJAG-1は音は太くなくゲインも低いのですがとても音の分離が良く、巻弦のグリンとした音が非常に気持ちいいです。クリーントーンも非常に透明度が高く、歪ませたときの荒々しさからは考えられない爽やかさです。
内部配線材について
これは、あれこれ混ぜ合わせて配線してるのでかなり邪道です(笑)。
音の変化としては、中域の嫌らしいポイントが無くなり気持ちの良い音になりました。ピックアップほど大幅な変化ではないですが、気持ちよく弾けるってのは重要です。
ローカットコンデンサーについて
純正からオレンジドロップに換えたのですが、明らかに効果が減りました。数値間違えたかなと思ったのですが、大きな音で弾くとちゃんと変化があったのでそのままです(笑)。まぁ、ここは正直換える必要は無かったかもしれません。そんなに使わないし。
ボリューム、トーン、ジャック周り
こちらCTSのポットはインチ規格で、Fender Japanの規格はミリメートルなので、そのままでは装着できません。なのでエンジニア テーパーリーマー TR-01を使い穴を広げます。10分ほどグリグリやれば出来上がりです。
SWITCHCRAFTジャックはそのまま入るので何もしなくてもOK。
ポット、ジャックを換えるメリットは、ズバリ耐久性です。純正の小さいポットは長時間半田ごてを当ててると端子がすぐ折れてしまったり、貧弱貧弱ゥ!とか言いたくなるほど脆いです。回した感じもなんだか頼りないです。CTSポットは端子の金属が厚く、回した感触もしっかりとしています。
ジャックもSWITCHCRAFTはシールドがバチン!と入って、とても安心感があります。通常のSWITCHCRAFT JACKでも良いですが、「MIL spec」という軍用規格モノだとよりしっかりした作りです。金属部分の厚みが違うのかな。ガチッとハマります。
正直ポット、ジャックで音の変化なんて分かりませんが、常に触る場所なのでここは自分的に必須の改造箇所です。
トーンのコンデンサーは、名無しの怪しげなやつですがイマイチよくわからんです(笑)。
前に付けてたオレンジドロップから少しジャキジャキ感が薄れたようなあまり変わってないような。以前NEO CUSTOMでブラックキャットからサンガモに換えたときのような感動は感じなかったです。
ブリッジのコマ
ジャガーのブリッジ駒はオーナーさんならよくわかると思うのですが、ジャガーの一番のウィークポイントではないでしょうか。よく行われるのが、ムスタング用の駒にするというものですが、僕はチタン好きなのでKTSのチタンサドル PR-Muに交換。チタンは良いですよー。非常に固く錆もしない金属ですが音はその逆で、キンキンした感じの無い倍音豊かな音になります。サスティンもはっきりとわかるくらいのび、弾いててとても気持ちの良い音になります。値段はちと高めですが、交換する価値のあるパーツです。NEO CUSTOMにもつけています。
ざっとこんな感じで改造をしており、そろそろ改造箇所も無くなってきてます(笑)。あとは弦に合わせてナットを換えるくらいでしょうか。
まぁ色々やってきてこれだけは外せないと思ったのは以下の三点。
1・ピックアップ
2・ブリッジ
3・ボリューム、トーン、ジャック
これだけでかなりレベルアップがはっきりとわかります。それでいて値段はUSA製Jaguarよりも全然お手頃。改造も楽しめて一石二鳥。イヤッホウ!
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