Carl Martin AC-TONE

Carl Martinのオーバードライブユニット、AC-Toneをモディファイした

先日ふと思い立って手持ちのエフェクターをモディファイしてみる事にしました。
以下、そのレビュー。

ブツはCarl Martin AC-Tone。その名の通り、「VOX AC30」を再現したモデルとのこと。

Carl Martin AC-TONE

作業依頼はエフェクターモディファイで著名な、Soul Power Instrumentsさんに頼む事にした。
内容は電源ケーブルと内部配線の交換。

モディファイのねらい

・デフォルトの音から大きく変えない。
・音が固いので扱いやすくしたい。
ということ。
以前からオーディオやらギターやらの内部配線を変えるだけでかなり変化があることを実感していたので、エフェクターでも同じ事が期待できるだろうと踏んで、Soul Power Instrumentsさんにお願いをした。

モディファイの内容

コンデンサーとかオペアンプとかを視野に入れると袋小路にハマりそうなので今回は電源と配線のみ。
使っていただいたのは電源ケーブルがBelden19364、内部配線がBelden8503
んで作業から戻ってきたのが上の画像。
極太の電源が生えていてこりゃ凄い。黒光りしてガチムチである。以下早速音を出しての感想。

SOUND Review

非常にノイズレス!

Carl Martin AC-TONE

電源からドテっ腹にアースを取ってもらったのだがおそらくこれが効果テキメンなのだろう。もともとノイズレスが売りのCarl Martin製品だがこれはもう別格。あとシールド処理された線材を使ったのも効果ありなのだろう。

フルテック 電源プラグFURUTECH FI-11M(Cu)

モディファイ後、電源プラグをフルテック FI11M(CU) に交換した。これで電源タップにもガッチリプラグインされる。無メッキの銅プラグが良い感じ。

内部はこんな感じ。

Carl Martin AC-TONE

黒く太いのがBelden19364、赤とオレンジの配線がBelden8503ですかね。
白いボックスはなんだろう。トランスかな。

音にふくよかさと厚みが出た

元はエッジの効いた音でそれはそれで良かったが、逆に固くてザラザラで色気もへったくれも無い音だった。モディファイ後、固さが和らぎコクというか艶というか厚みというか何やらとても気持ちの良い音になった。エッジ感はそのまま。これは弾きだしたら止まらんぜよ。
さらにギターのヴォリュームを絞ったときに非常に使える音になった。モディファイした事によって2、3くらいまで下げても芯のある音だけ残って歪みが落ちていくようになった。ギターのヴォリュームが使えるのとそうでないのとでは演奏の幅が全く変わってくる。これは嬉しい。

音の分離が良くなった

歪み感が減ったみたいで、ブースター的に使った場合クリーンなブーストになった。使える音の幅が広くなったね。ダンクしかできなかった桜木花道がジャンプシュートもできるようになった感じかw
とにかく音に関しては文句無しですね。
気になる点と言えばGIGバッグに放り込んだときにケーブルが邪魔になりそうってことくらいかな。割とかさばりそう。

まとめ

何はともあれ初のエフェクターモディファイは大成功です。Soul Power Instrumentsさん、どうもありがとう。

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