超久しぶりにNBAの記事を書きます。
ここ何年かはなかなか全試合を観るということができず、記事にまとめることも出来ずという感じで数年ほったらかしていましたが、今シーズンは本当に楽しいチームだったということもあって記事で残しておこうと。

エースだったポール・ジョージが抜けて再建に入るかと誰もが思ったシーズンでしたがが、レギュラーシーズン5位でプレーオフ進出。プレーオフで宿敵レブロンのCLEに3勝4敗で負けてファーストラウンド敗退でしたが、多くの人にペイサーズ良いチームだったと言ってもらえて、ファンとして誇らしい反面やっぱり勝ちたかったなあ。決して諦めず決して驕らず、ハードワークと粘り強さとチームワークで本当に良いチームだった。NBA全体的にスター選手をどう集めて優勝するかが全てみたいな流れに中、今年のペイサーズが勝ち抜けば何か別の面白い潮流ができそうだったのだが。こんなに名残惜しいチームはここ数年無かったな。来シーズンが本当に楽しみ。

Twitterで拾った動画をひたすらまとめたページも作ったよ。
インディアナ・ペイサーズの動画まとめ

以下各選手レビュー。

ビクター・オラディポ

今シーズンの躍進はこの人を抜きにしては語れない。
来ると決まった初期はあまり良く知らなかったので、「サラリー高いなあ。何年かいてまたどっか出ていくのかな」っていうちょっと冷めた目で見ていた自分を張り倒したい。
小気味良いリズムのドライブや大胆強気なプルアップでガンガンチームを引っ張ってくれた。2月くらいに何試合か怪我で離脱した時は、チームは全く回らなくなってしまい連敗した。それくらい依存していた。来シーズンはオラディポ自身のステップアップとともに、いない時のチーム全体の成熟が求められるかな。
成績は昨シーズンのOKC時代から飛躍的に伸びたのでMIP候補に。オールスターにも出たし、スタイル的に常連になりそう。ペイサーズの新たなスターですね。
これ書いている頃にDefense All 1stチームとAll NBA 3rdチーム入りが発表されました。まさに飛躍の年だった。
「This is My City」!

ランス・スティーブンソン

オラディポが陽の部分でペイサーズの躍進を支えたなら、ランスは陰の部分で支えたと思う。支えたと同時に笑わせてくれたというか。子供がそのまま大人になったようなはしゃぎっぷりや、変な煽りダンスや、相手のペースを惑わす変な絡み、喜びすぎてコート侵入、ハードなディフェンス、相思相愛の相方サボニスとのコンビプレー、横取りリバウンドからボールプッシュまで、今季のランスはあらゆることをやってのけた。また、それらが出た時のペイサーズは強かった。チームも観客も乗る。エンジンがオラディポならガソリンはランスだった。
もともと問題児扱いされていて、前回ペイサーズを出ていってからいろんなチームを渡り歩いてなぜかどこでも定着できず。昨シーズンの終わりにペイサーズに復帰してからというもの正に水を得た魚状態。なんでペイサーズだけでしか輝けないのかこの男は?インディアナ全体から愛されるランスは、マリナーズのイチローみたいに生涯契約結ぶのが良いのではないだろうか。

マイルズ・ターナー

3年目の果物ちゃん。今シーズンはスタッツ的には伸び悩みのシーズンだったかな。ただ、細かいスタッツに残らないプレーの質はどんどんと良くなっていた。シーズン序盤はスクリーンの精度もリバウンドの強さも去年と同じだなあポストプレーもしないなあと思って見ていたが、だんだんと良くなった。サボニスやヤングと一緒にプレーして吸収していったのだろうか。
ポストプレーもシーズン終盤はそこそこやるようになっていた。
最大の強みであるディフェンス面も、ブロックだけではなくヘルプやスイッチした時の対処など随所に成長が見られた。プレーオフではスイッチしたレブロン相手にドライブをしっかりと止めて見せたり。プレーの質としては悪くなかった。ただ、気持に波があるのか良い時と悪い時の差が激しかった。メンタル面が当面の課題かな。悪いプレーをした時はどよーんと落ち込んだり。まあそれも愛される要素ではあるのだが。そんな姿を見せられたら応援しないわけにはいかない。
プレーよりなによりポール・ジョージが抜けた後まっさきにファンのことを気遣ったり、オラディポとサボニスがチームに溶け込めるようにすぐにコンタクトをとってくれたり、そういったところが愛すべき果物なんだよな。来シーズンも期待しているよ。

ボヤン・ボグダノビッチ

今シーズン一番良い意味で驚かされたのはこの人かな。やっぱり良く知らなかったのでスリーポイントだけのプレイヤーなのかとか、怪我したグレン・ロビンソンⅢが復帰するまでの繋ぎなのかなとか思っていた自分を張り倒したい(2回目)。
実際にはスリーだけじゃなくドライブから展開もできるし、ディフェンスも予想以上にできるし、期待を大きく裏切ってくれた。プレーオフでもレブロン相手にしっかりとマッチアップしていた。
ボグダノビッチが15点以上とった試合は勝率8割越えだそうです。本当にペイサーズのキーマンだった。そう考えると、プレーオフ敗因にはレブロンとのマッチアップの負担を掛けすぎてしまったということもあるのかも。それくらい頑張っていたとも言える。
背番号が44番なので、オースティン・クロージェアを彷彿とさせる。クロージェアとジェフ・フォスターとの合体だとか言われたり。フュージョンか(笑)。

サデウス・ヤング

ペイサーズのディフェンスの要。黙々とリバウンドととったり、ポストからプレーメイクしたり、コーナーからのスリーで締めたり、裏方的な渋いプレーが多い。真骨頂は土壇場では相手エースのディフェンスを任されるディフェンス。決して体格は大きくないが速さで負けないので、レブロンやヤニス・アテトクンポみたいなビッグでスピードもある相手に特に有効だった。
この人がいなかったら堅守速攻スタイルはできなかったな。来シーズンの契約はプレイヤーオプションなので、また一緒にやれれば良いのだが。

ダレン・コリソン

出戻りのコリソン君。今シーズンの3P%キング。AST/TOの比率も一番良い。今シーズンTOが少なく安定感があったのはこの人のおかげ。以前は特攻的なプレーが多かったけど、しっかりとゲームを作ってくれるように成長して戻ってきた男。プレーオフで劣勢の時に先頭に立ってひっぱってくれたので、それで付いていけた。経験値のあるポイントガードがいたのは本当に助かった。

ドマンタス・サボニス

素敵な笑顔で周辺を魅了するフィールドの貴公子。スクリーンプレーやポストプレーの多彩さ、リバウンドの強さはペイサーズナンバーワン。インサイドでの押し合いへし合いも厭わないプレースタイルがギャップ萌え。いや燃える。
ランスとのコンビプレーだけでなくいろんな意味で相方。公式でもガチなのかネタなのか頻繁にプッシュされる。父親は往年の名選手アルビダス・サボニス。
来シーズンはフリースローの精度とディフェンス面でステップアップできると良いかな。プレイオフでは結構レブロンに狙われるシーンが多かったので。

コーリー・ジョセフ

コリソンと並んでINDに安定感をもたらしてくれた一人。コリソンが得点型でジョセフがバランス型で、INDのポイントガードは釣り合いがとれている。
セカンドユニット、コリソン離脱時はスターター、コリソンやジョーヤンとのツーガード、終盤のクロージング等々フル回転したシーズン。レギュラーシーズン全82試合出場は立派。プレイオフに負けて2日後にプレイヤーオプション行使して残留を決めてくれた笑顔がかわいいナイスガイ。スティールからのカウンターand1でみんなして駆け寄って抱き起こしたシーンは今シーズン最高の場面だった。来シーズンも頼むよ!

グレン・ロビンソンⅢ

怪我の回復が遅れてシーズン2/3を棒に振ってしまった去年のダンク王。オフェンスでの飛躍やディフェンスで違いを出せる男だったはずだが、ボグダノビッチの予想以上の好プレーぶりもあって復帰後もなかなか出番が増えず。
今年契約最終年だったはずだけど、再契約あるかなあ。できれば再契約してほしいんだけど、本人的にはもっとミニッツを求めているだろうし、微妙なところかも。それでも頑張れGR3!

アル・ジェファーソン

チームの最年長。どうみてもおっさんだが管理人より年下。おっさんとか言ってすまん。
出番は少なくなってしまったが、若いインサイド陣のメンター役で活躍。時々出場した試合でも熟練のインサイドプレイで観る者を魅了した。来シーズン契約最終年だけどどうするかな。トレードの駒とかにはしてほしくないな。

ジョー・ヤング

昨シーズンは迷いのある弱気なプレーでガッカリしたが、今シーズンは状況判断も良くなり周りを使うところと自分で行くところのメリハリがつけられるようになった。コリソンとジョセフがいるので出番はそう多くなかったが、「あ、こいつ上手くなった」と見ててわかるくらいだった。
来シーズンは確かルーキー契約の最終年だったかな?この人も難しい岐路に立っていますね。がんばれジョーヤン。

トレバー・ブッカー

17−18シーズン途中に加入したフォワード。ちょっとデマーカス・カズンズを縮めたような体形と顔をしている。プレースタイルもインサイドワークから時々プレーメイクっぽいことをしたりと、ほんとにカズンズのミニ版みたいなスタイル。バスケットボール以外でも投資とかでビジネスセンスを発揮しているらしい。来シーズンはどのチームにいるかわからないけど、記憶に残るプレイヤーでしたね。

T・J・リーフ

今シーズンのルーキー。通称「葉っぱちゃん」。そのまんま。
シーズン当初はなんか妙なシュートフォームで、それでも入るから面白かったが、シーズン終盤は矯正したのか普通のシュートフォームになっていた。
結構身体も張れるし外のシュートも上手いし、ターナー、サボニスに続くインサイドプレイヤーとして伸びてきたら面白い。
ランスの舎弟みたいな扱いなのも面白い。
来シーズン期待の一人。

イーケイ・アニボグ
アレックス・ポイスレス
エドモンド・サムナー
ベン・ムーア

申し訳ないがあんまり記憶に無し(苦笑)

ダミアン・ウィルキンス

解雇されるまではチーム最年長だったダミアンおじさん。叔父さんはレジェンドのドミニク・ウィルキンスらしい。すげえ。
解雇されるとわかっていて臨んだ最後の試合に活躍したのは真のプロフェッショナルの証拠。もう30代後半なので(つーか調べたら管理人と同い年だった)来シーズンどうしているかわからないけど、メンター役としてこれほどの人材はいないのではないか。
良い未来がありますように。

まとめ

来シーズンの動きとかはまだ出てきていないけど、予想としては現ロスターからそう大きく動くことは無いのではないかと思う。まだまだ伸びる余地のあるチームだと思うし、こういうチームが伸びていけばデヴィッド・ウェストが入団したときみたいにFA戦線にも良い影響を与えるのではないか。
何よりこの面白いチームを崩してほしくないんだよね。これでどこまで行けるか?今やっているカンファレンスファイナルを見ていると、あのステージに立つことでどれだけのものが得られるかわかる。やっぱりプレイオフ1回戦で消えるのは本当にもったいない。まだまだ上に行ってこのチームで大きくなって欲しい。来シーズンが早くも楽しみです。

この記事を書いた人

へたれマカー日記

ギターとMacとNBAが好き。
最近は駅メモばかり。