もう2ヶ月くらい前ですが、本ブログが稼働しているサーバを、さくらインターネットからwpXクラウドに移転をしました。
目的はブログのスピードアップ。
日ごろから、全体的なレスポンスが重く感じていたため。
メールも使わないし、WordPressオンリーで静的なhtmlページも使わないし、ということでWordPressのみ稼働できる高速クラウドサーバの「wpX Speed」にしました。
スペック的にもPHP7、SSDストライピングやキャッシュ処理等の高速環境、セキュリティも十分、http/2にも対応。
サーバのグレード
グレードは転送量とMySQLデータベースの容量で7段階に分かれているんだけど、本ブログは月間PVなんて1万いかないし、一番下のグレードで十分。
月額500円で最新スペックのサーバが使えるので、とても良い。
サーバ移行の手順
WordPressの移行といっても、手順さえ押さえてしまえばそれほどビビることもない。おおまかな手順としては以下のような感じ。
- 元ブログから「wp-content」を丸ごとバックアップする
- 元サーバのphpMyAdminからデータベースをエクスポートする
- 新サーバでドメイン設定をする
- 新サーバにWordPressをインストールする
- 新サーバにwp-contentの中のテーマファイル、画像ファイルをアップロード
- 必要があれば「.htaccess」の必要な部分を追記
- 新サーバのphpMyAdminにデータベースをインポート
- プラグインのインストール、設定。今回は不要なものの整理も兼ねて全て新規インストール、再設定しました。
- ネームサーバの設定
だいたいはこちらのマニュアル通りに行えばスムーズに移行できるはず。
https://www.wpx.ne.jp/cloud/manual/transfer_wordpress.php
仕事柄いろんなレンタルサーバの運用をしてきたけど、エックスサーバー系列のサーバが一番分かりやすくて使いやすいです。
その後、ドメインもwpXに移管しました。さくらインターネットで取得した独自SSLの扱いはイマイチよく分からなかったのだけど、ドメイン移管してwpX側で独自SSLを有効化したら普通に新サーバ側でも独自SSLで運用できました。
ブログの速度変化
サーバ移転後、体感では非常にキビキビ動作するようになった。ページ表示も遷移も非常に高速。はっきりわかった。
しかしGoogle Search ConsoleのPageSpeed Insightsではそれほど良い結果は出なかった。
モバイルで55点、デスクトップで61点、これは移転前とそれほど変わらなかった。
不思議なのはサーバ側でキャッシュ設定も効いているしGzip圧縮もテストツールでは効いているのに、PageSpeed Insightsでは無効と判定されているっぽいところ。
でもまあ体感でしっかりと高速化されているから良いのかな。
クロール統計上のページダウンロード時間は、グラフで明らかに小さくなったことが分かった。
だいたい10月初旬に移転したんだけど、それ以前と以降では約1800ミリ秒から約600ミリ秒と、3分の1位に小さくなって、安定するようになった。
その後、クロールされたページ数も少しずつ増加していることが分かる。記事更新を1回しかしていないのに増えているので、サーバ移転による高速化がクローラーにも良い影響が出ているのだろうか?
もしくはGoogleの検索アルゴリズムに変更があったかな。
まとめ
ちまちまとJavaScriptやCSSを圧縮したり遅延読み込みさせたりキャッシュ系プラグインを試しまくるよりも、サーバ移転する方がよっぽど効果があった。
遅延読み込みとかも勉強にはなったけども。
環境を変えることで良い結果が生まれると、モチベーションにも繋がります。といいつつ全く更新できていない(苦笑)
まずはその時間を確保したいけど、年内は厳しいかなあ。
まあ、ボチボチやっていきます。
HTTP/2に対応!
2017年12月6日にHTTP/2に対応したとのアナウンスが。
>>「HTTP/2」対応!キャッシュ処理を強化!Webサイト表示速度の大幅向上のお知らせ
http/2とは、複数のリクエストを並列で読み込む仕組みとのことで、ウチみたいに画像の多いブログでは特に効果がありそう。
サイトをhttps化すれば自動でHTTP/2が適用されるので、特に設定も必要無く楽ちん。
同社別サービスのエックスサーバーではすでに導入されていたので、wpXクラウドでも早く導入されないかなと思っていた。
実際に体感でも読み込みから表示完了までのスピードが速くなった実感があります。
WordPressを使うならますます最強のレンタルサーバーになりつつあるのではないでしょうか。
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