Free The Tone Gigs Boson

Free The Tone GIGS BOSON OVERDRIVE 購入&レビュー!

Free The Tone GIGS BOSON GB-1Vを購入しました。

どこの楽器店でも見かける、ゴージャスなSUGIZOポスターとともに

「今、最も信じている音。これが、俺の秘密の音。す♨」

っていうコピーのやつです。
布袋さんとかも使ってる、Free The Toneの看板製品ですね。

スペック

  • 入力インピーダンス:1MΩ/100kΩ
  • 出力負荷インピーダンス:10kΩ以上
  • コントロール:GAIN、TONE、LEVEL、INPUT Zスイッチ(入力インピーダンス1MΩ/100kΩ切替え)、GAIN BOOSTスイッチ
  • 消費電流:約9mA
  • 重量:約230g
  • 入力から出力まで信号を総合的にマネージメントするHTS (Holistic Tonal Solution) サーキットを搭載

特徴的なのは、入力インピーダンス切り替えのINPUT Zスイッチと、GAINツマミとは別にGAIN BOOSTスイッチがある、というところですね。消費電流は9mAなので、一般的な歪みエフェクターと同程度。使いやすいレベルだと思います。

Body & Color

Free The Tone GIGS BOSON

オーソドックスな筐体サイズにiPhoneぽいシャンパンゴールド・カラー。実物を見るとクールなゴールドで渋いです。iPhoneのゴールドカラーに似てるかな。

Control

Free The Tone GIGS BOSON

ゲインつまみの下にはGAIN BOOSTスイッチ。オンにすると結構キツメにブーストがかかるが、メインのGAINつまみがどの位置でも破綻しないあたりはさすがのバランス感覚の良さ。
ここぞという時にONにして多チャンネル的に使うと便利。

Free The Tone GIGS BOSON

LEVELつまみの下には「INPUT Z」なるスイッチ。これがこのペダルを一味違うものにしているのだが、入力インピーダンスを1MΩ/100kΩに切り替えるスイッチ。

Free The Tone代表の林氏曰く、

ボタンを押していない状態が1MΩ。押した状態が100kΩです。ギターから直接接続する際は、1MΩがお薦めですが、ユニットや他のエフェクターを通過した後、接続する場合は、ボタンを押し100kΩ側も試してみてください。高音域のぎらぎら感が少し抑えられます。また、若干ですがS/Nも良くなると思います。

だそうな。

基本的には1MΩで使っているが、100kΩにした時の落ち着いたトーンも良い感じで好き。アンプやギターによってはEQだけじゃどうしても詰め切れないところが出てきた時に、最後の一味になるかもしれない機能だと思う。

バイパスはFree The Toneお馴染みの、入力回路~エフェクトON/OFF~出力回路で出力インピーダンスが変わらず常時安定した信号を送り出す、HTSサーキット内蔵。

SOUND Review

LEVELは結構グッと持ち上がる。オンオフのバランスがとれるポイントは2時から3時くらいの位置。上げていっても変に歪まないので、ヴォリュームアップ目的でも使いやすい。

TONEはPresence部分を可変させるタイプなので、左に回しきってもこもらない、右に回しきってもきらびやかでどの位置でも使える音。凄い使いやすい。
ただ、15時あたりを過ぎると音にクリップがかかったようなバリッとした音の角が出てくる。スムースな美味しいトーンを求めるなら12時?13時あたりが良い感じ。

GAINは10時から14時位の間がこのペダルの一番美味しい部分が出ると思う。それ以上上げると、サスティンは稼げるがノイズが増えてファズっぽい少し潰れたニュアンスになってくる。
0で完全クリーン、9時くらいから歪み始めてくる。クリーンブースター、ゲインブースター、シンプルに単体で歪ますなど、いろんな使い方ができそう。

あと面白かったのが、クリーントーンでも結構ペダル自体の個性と言うか、全くの味付け無しなクリーントーンにはならないところ。どんなセッティングでも「GIGS BOSONの味」がつくので、それが好きになった人は踏みっぱなしにできるペダル。

INPUT Zスイッチが「この機能はエフェクト OFFでも動作」するそうなので、通してるだけでトーンコントロールされるペダル。

ちなみにSUGIZOドンズバセッティングは↓のような感じらしい。

Z swはon、boostはoffです。“@bardiche0720: SUGIZOさんがGIGS BOSONをギターソロ用に使用されておりますがInput Z SW、Boost SWはそれぞれどのように設定されているのでしょうか? もし覚えてられましたらご教授願います。”

林 幸宏 (Yuki Hayashi) (@yhayashifrtt) 2014, 5月 23


INPUT ZスイッチがONってことは100kΩなのかな。まあ全く同じセッティングでも同じ音が出るわけではありませんが、参考になるなあ。

まとめ

どんなセッティングでも美味しいトーンが出てくる、オーソドックスな中にもキラリと光る個性を求めるならとてもオススメなオーバードライブペダルです。

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