Providence SILKY DRIVE SLD-1Fを購入したのでちょいとしたレビュー。
Gain
上げても輪郭あり。潰れない。全開でもノイズ少ない。ニュアンス、ダイナミクスともに秀逸。線の細さを感じるところが無く、低音も高音も倍音豊か。ハイゲインではない。オーソドックスすぎて面白みがないと感じるかも。
Tone
どの位置でも使える音になる。全開にしても痛くならない。完全に絞るとモコモコなウーマントーン。
Level
上げていくと音量とともにゲインも増える。クリーンブースター的な使い方にはいまいち不向きか。クリーン、クランチアンプにつなぐ前提。
Gain Boost Sw
少しゲインを足す。2~3割増しの歪み量。音のキャラは変わらないので使いやすい。
Bypass Switch with VITALIZER
ガチっと踏めるスイッチの頑丈さが良い。V.N.S.サーキット(バイタライズド・ノイズレス・スイッチング・サーキット)という機能のおかげで、オンオフしても「ポン」というようなスイッチングノイズは皆無。
さらにVitalizerRサーキットという機能まで内蔵されている。
“エフェクト・オフ時にもVITALIZERR回路を通った信号が出力されますので、劣化に対して強い信号が送られます。”とのことだが、2、3個エフェクターを繋いだくらいだと違いは全くわからない。おそらくたくさんエフェクターを繋いだ時に、劣化のない信号がアウトプットされていると実感するような機能だと思う。
何も変化を感じないということは、逆に言えばネガティヴな効果の無い機能が働いているってことなので、これはこれで良いのだと思う。
まとめ
非常に真面目に作られた国産ペダル。オールジャンルをカヴァーできるモノではないがピタリとハマれば極上。真面目すぎて面白みが無いと思われるかも(笑)。
痛いところがなく非常に滑らか、艶やか。まさにシルキー・トーン。
ごってりペダルを並べたいけど、あんまりルーティングしたくない直列派な人にぴったりかも。
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