Lee Custom Amplifier × idea sound product VALVE BREAKER

すごいものを買いました。Lee Custom Amplifierの真空管オーバードライブとidea sound productのアッパーオクターブ・ファズのコラボペダル「VALVE BREAKER」です。

Lee Custom Amplifier × idea sound product VALVE BREAKER

ルックス

Lee Custom Amplifier × idea sound product VALVE BREAKER

深紅の筐体は畑精密工業製オリジナルステンレスケース。めちゃくちゃ素敵。

トッププレートは「KarDiaN北田氏による本ペダルのイメージを具現化した素晴らしいオリジナルデザインをベースに、Flying Teapot菅野氏が製作した彫刻入りアクリルパネルを採用」とのこと。

中身、外身ともに界隈のすげえ人たちがタッグを組んで作り上げたペダルですね。

コントロール

左側のLee Custom Amplifier真空管オーバードライブセクション。

Lee Custom Amplifier × idea sound product VALVE BREAKER

Gain、Volume、Toneの他にBright On-OffスイッチとBassの3段階モードスイッチ付き。

右側のidea sound product アッパーオクターブ・ファズ セクション。

Lee Custom Amplifier × idea sound product VALVE BREAKER

FuzzとVolume、Toneの他にオクターブOn-OffスイッチとBiasのCenter、Up、Downスイッチ。

中身は本物の真空管入り。

Lee Custom Amplifier × idea sound product VALVE BREAKER

真空管の奥の方にバッファOn-Offスイッチと、アナウンスされていないけどMid BoostのOn-Offスイッチがある。

バッファon、Mid Boostはoffが好みだった。ここはあまりいじることは無さそう。

サウンド

真空管オーバードライブセクション

Gainは12時を過ぎるとグッと歪み感が出てくるけどギターのVol次第でどうにでもできるくらいクリアーでコントロールしやすい。
Volumeはかなり音量が稼げる。13時くらいから音圧も出てくる。Volを上げればGainが12時以下でもパンチがあって凄く弾きやすい。
Toneは効きが良くて、ギターの美味しいところが上がる感じでとても使いやすい。
BrightスイッチはOnにするとキラキラ感が増す。これもイヤラしく無い耳に優しいキラキラ感なので気分や竿やアンプ次第でOnにするとヨシ。
BassスイッチはNormalとFatとSlimの3段階。FatやSlimでも極端に太くなったり細くなったりはしないので、これも気分や竿やアンプ次第で変えるとヨシ。

個人的にはGain13時、Tone15時くらい、Volume13時、BrightはOff、BassはFatにするセッティングが好き。

アッパーオクターブ・ファズ セクション

強力にズギャーとグイグイとイワシてくる。FUZZツマミは下げていくとディストーションぽいファズになって、上げていくとブリブリブチブチとした暑苦しいファズサウンドになっていく。サスティンもすごく長い。とても気持ち良くテンションが上がるサウンド。
FUZZツマミがゼロだとギターのヴォリュームで歪みの量をコントロールできて、クリーンまで作れる。とても使いやすい。

オクターブツマミをOnにすると、とても綺麗なオクターブがかかる。リードが分厚くなるし、コード弾きでも原音を邪魔しないレベルなので掛けっぱなしのまま使えくらいとても良い。

Biasは変えていくとブリブリ感やファズ感が変わっていくので気分や竿やアンプ次第で変えるとヨシかな。

オーバードライブとファズのMix

オーバードライブとファズはそれぞれ個別に使えるし、もちろんMixしても使える。Mixだと超長いサスティンで壁のような分厚いサウンドになるんだけど、ちょっと飽和し過ぎる感じ。それぞれの美味しいところがあまり目立たない感じで、ちょっと勿体ない気もする。ノイズも多め。

…と思いながら色々触っていたら、ギターのヴォリュームを絞っていくとめちゃくちゃ良い音。ギターのヴォリューム3くらいで片チャンネルだけなら綺麗なクリーンで、Mixにするととても伸びやかで艶のあるトーンに。そこからヴォリュームMaxでブリブリ飽和した歪みの壁サウンド。これはとても使える。手元だけで全てコントロールできるね。

あとBrightスイッチをOnにしてMixにするとかなり引っ込んだサウンドになってしまう。Mixの時はBrightスイッチOffの方が良さそう。

電源について

電源はスペック上だと9Vセンターマイナス、消費電流400mAなんだけど、Free The ToneのパワーサプライPD-3Dの500mAアイソレーテッド端子で電源を取るとちょっとパワーが足りないのかハリの無い音になった。単独でACアダプターから電源を取ると、ハリが出てとても艶のあるサウンド。よほどハイパワーで高品質パワーサプライでない限りは単独で電源を取る方が良いかもしれない。

自分はFREE THE TONE FA-0905D-JAというアダプターを使っている。コンパクトでパワーもあって変なノイズも無くてとても良い。

まとめ

島村楽器限定100台のみの販売なので、2021年10月現在だと新品で入手はかなり難しいと思うんだけど、もし中古とかで見つけたらぜひ試して欲しいペダル。一生モンの素晴らしいエフェクターですね。

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