神レンズと称されるXF35mm F1.4 R単焦点レンズを買いました。
パンケーキのXF27mm F2.8だとコンパクトで良いんだけど、X-Pro3はボディがずっしりしているので、このくらいの大きさのレンズの方がバランス的には好ましいかな。
神レンズとか言われてても実際のところそんなに変わるんか?と思っていたんだけど、一発撮っただけでとてもグッとくる画が出てきて、ああなるほどこれが神かと認識しましたね。
ちょっと薄暗くてもそれがそのままエモい画になって、とても素敵。スマートフォンだと何でも明るく補正してくれるので、それはそれで良い時もあるけど、「暗くてもグッとくる」ってのはなかなか無い気がする。ただのRAWからのJPG書き出しだけで補正も無しでこの色は感動します。
X-Pro3 + XF35mm F1.4 Rの作例
花の色合いとシャドウの塩梅も良いし、後ろのボケ具合とか水滴の滴り感とかええですねー。これはフィルムシミュレーションのASTIA。
葉っぱの色合いと原チャのブルー具合が良いね。これもASTIA。
近所のお寺。
どこか優しく懐かしさを感じる色ですね。
これは確かクラシックネガで撮ったと思います。やたら渋い秋葉原の万世橋あたり。
18きっぷで郡山に行った時の渋い純喫茶。被写体も渋いし色も渋い。中に入っても渋い。時の流れがゆるい空間を味わえます。
銚子電鉄の中ノ町駅。この時は雨が降ったりやんだりで、XF35mmF1.4は防塵防滴じゃないので、天気は気になりますね。
銚子駅にいたネコチャン
遠くのものを写そうとするとちょっと圧縮感のある画が撮れる。遠くの物が近く見えます。東京海洋大学から。実は母校です。
温かみのある良い色ですね。
きっちり寄れるので、機材写真も捗りますね。
ネコチャン
使用感について
スペック自体は10年前のレンズなので、オートフォーカスの速度自体はそんなに速くない…と思う。ジーコジーコするAF時の動作音も、室内では響くけど屋外では気になるもんでは無い。なんせ交換レンズはXF35mm F1.4とXF27mm F2.8しか持ってないから、比較対象が無い笑
でもなんかちょっと気が抜けた感じ、生き急いでいない感じが良いじゃない?可愛げがあるというか。そういうところがなんかX-Pro3とぴったりだなぁと思うわけです。
あとなんかX100と同じ時代のレンズというか、X100と同じく良い意味で線が力強いというか。X100Fは時代が上がってもっと繊細でちょっとハイテクな香りがする画が撮れますね。そういう共通点や違いを感じるのも面白い。
35mm焦点距離は、これまでX100シリーズで使ってきた23mmより狭くて最初は戸惑った。テーブルフォトでもなんか近すぎちゃうし、空中を撮ってもなんか狭いなあと思ったり。
でもこの距離感に慣れてくると、その時撮りたかったものがしっかりフォーカスされる。散漫にならずにちゃんと画として撮れる気がしますね。
まとめ
多分自分みたいにX100シリーズからFUJIFILMのカメラに入ってきた人は、レンズ替えられるカメラにした時に最初はどのレンズが良いんだ?と色々眺めることになると思う。そんな時にXF35mm F1.4はマジで良いぞと言いたい。多分他のどのレンズよりもFUJIFILMっぽさが溢れているレンズだと思いますね。
ぽさって何よ?と言われると、よくわからんのだけど、写真体験とか、性能やスペックよりも出てくる画の方が大事っぽい雰囲気とか。そんな感じ。
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