INORANとORBのコラボイヤホン「INORAN×ORB Clear Force INRN SP “イノホン”」がクラウドファンディングで出たので、結構良いお値段だったけど即買いしてみました。
プロユースの音の完全再現を目指した、大量生産品ではなく、ハンドメイドのイヤホン。メイドインジャパンにこだわった、INORAN(LUNA SEA)監修による、リケーブル対応・有線イヤホンの登場です!!
うぶごえ|プロユースの音を完全再現!INORAN監修、メイドインジャパンのこだわりイヤホン!
とても素敵なパッケージ。
開封の儀。
イヤホン本体、イヤーピース6種類、取説。シルクの布に包まれています。
ケーブルはSilver Platingにしました。見た目かっこいいので。プラグは3.5φステレオミニ。オプションで4.4バランスがあると良かった。2PINタイプのリケーブル対応なので別のケーブルに変えて楽しむことも可能です。
スペック
- ドライバー:1BA
- インピーダンス:10.2Ω
- 感度:104dB
- 再生周波数帯域:20Hz – 18.5KHz
- 質量:4g
非常に軽くて着け心地が良い。再生周波数帯は普通。ハイレゾ対応みたいに上が40KHzくらいある訳ではないね。
視聴環境
- DAC:Apogee Duet
- Mac:Macbook Pro 2018
- アプリ:Audirvana Origin
- ケーブル:KRIPTON UC-HR
- ソース:LUNA SEA Mother 2023ver、Style 2023ver
なんかもう10年くらいずっと同じセットでPCオーディオしてる。自分の中ではこれで完結しちゃってるのよね。
ケーブル
デフォルトのケーブルはどんな種類かは明記されていないけど、多分こちら。
ハイコストパフォーマンスモデルと書かれているけど、プラグやケーブルの質感の高さ、軽さ、しなやかさ、どれもとても良い。何よりタッチノイズが本当に少ないのがとても良い。今までの有線イヤホンは歩くだけで服と擦れてキュッキュ鳴いてたものだけど、このケーブルは触っても音がほとんどしない。大変に良いものです。
遮音性
イヤホン自体の遮音性がとても良い。今時はノイズキャンセリングが当たり前のようについてくるけど、このイヤホンに関してはANC無くても全く外来ノイズが気にならない。
ハウジング自体も、コツコツ叩いても全然音が響いてこないのね。これも遮音性に一役買ってると思いますね。
音質
イヤホンは最近はワイヤレスのものばっか使っていたんだけど、まあ比較にはならんですね。ワイヤレスの方は音に一幕も二幕もベールがかかっている感じ。もう音の質感から違います。
家で使っているヘッドホンがオーディオテクニカのATH-A2000Xで、高域が刺さると言われる大変個性的なヘッドホンなんだけど、それと比べても音が近くてびっくりします。音が耳元で鳴っている、スピード感が段違い。
低音の量感はヘッドホンには負けるけど、ゴリっとするベースやドラムのソリッド感はイノホンの方が上。
あと音の定位や空間の広がりも良い。ヴォーカルが真ん中にどーんといて、ギターが左右で鳴って、その裏に鳴っている音、ベースやドラムの位置、横切っていくパンニング、全て見通せる感じ。
EQ的には中高域が立つ感じで、低域はそこそこ。歌物はとても映えるだろうけど、基本どんなジャンルも良く聴かせてくれると思いますね。
最初はちょっと音が刺々しいかなあという印象だったんだけど、20時間くらいSpotifyの適当なプレイリストをタレ流ししてバーンインしたら、一聴してわかるほど音のカドがとれてまろやかになった。まろやかだけど瑞々しい、ソリッドだけど痛く無い、とても良い音になった。
まとめ
ORBのイヤホンは初めて使うけど、とても真面目な製品。どこにも誇張が無いし、音源の音をそのまま鳴らしてくれる感じ。それがORBのイヤホンに共通する特徴なのか、イノホンだからなのかは比較していないのでわからないけど。
正直イヤホンはヘッドホンには敵わんでしょとか思っていたけど、10年前のヘッドホンくらいなら余裕で凌駕してます。すごいねえ。
こんなに良いイヤホン使うと、今度は良いDACとかリケーブルとかしてみたくなるね。ああイヤホン沼。
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