FLYING TEAPOT Fuzzのレビューです。所有するFuzzがちょっと増えてきました。こいつはその中でもトップクラスに使いやすい。けど優等生なだけではなくヤンチャな轟音も出せる、勉強のできるヤンキーみたいな奴。
つまみはFUZZペダルにしては多いかな?それぞれが有機的に絡み合っていろんな音が出せるので、遊びがいがあります。
各ツマミの動作と音のレビューは以下。
VOL
ヴォリュームツマミです。結構音量が稼げる。上げ目にする方がパンチが出てきます。
FUZZ
ファズの深さをコントロール。後述の+ボタンをONにして15時以降に上げていくと、発振します。
GATE
ゲート、何のこっちゃという感じなんだけど、ファズの質感が変えられます。特にギターのVOLを絞った時にトーンコントロールができる。左に絞っていくと音が切れます。音が切れないギリギリのところを攻めていくと良いみたい。ノイズゲートとかカマしていると、攻めづらくなるので切りましょう。
右に回していくとダークな音色になっていく。あまりギャンギャンさせずに壁みたいな轟音を出したい時は良いかも。
+(プラス)ボタン
ファズのモード切り替えボタン。ON(押し込む)にすると深いムチムチブリブリのファズになります。しかしギターのVOLをちょっと絞ると、ざらつきのある攻撃的なファズディストーションに。そして轟音。パワー系ですね。さらに絞っていくとジャキンとしたクランチ。ギターのVOL操作だけで歪みは一通りカバーできそう。
OFFにすると軽めのファズで、ギター側のVOL操作で綺麗なクリーンも作れます。VOL10の全開だと、管楽器みたいな艶のある甘いファズ。エロい。
VOLが9くらいで軽い歪みの乗ったクリーンになって、6くらいで艶のあるクリーンに。なんかすごい奥行きのある、上質なクリーン。すごい。
HP(ハイパス)ボタン
その名の通り、高域を通すボタン。ここはほぼONにしっぱなしが好み。大きな実機アンプで音出しするときは、OFFにしても良いのかも。
まとめ
FUZZって奥深いなあ…と思わされた一台。攻撃的な部分と誰にでも使いやすい間口の広さが良いバランスで備わっていると思う。
若干影の薄い感じもするけど、めちゃくちゃ名機な気がするんですけどね。もう生産していないので興味ある人はぜひ在庫か中古を探してみてください。
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