2019年末に、ESPからSUGIZOさんとIVXLCDMというジュエリーブランドとコラボしたパーツ「ESP MUTECLIP SGZ×IVXLCDM×ESP Collaboration Item」が出たので買ってみました。
MUTECLIPとはなんぞや
ESP MUTECLIPとは
ミュートクリップは、ESPがギタリストSUGIZOを長年サポートする中で培ったノウハウから生まれた、ギター音質向上のためのニューアイテムです。
https://espguitars.co.jp/accessory/13944/
ライヴや音楽制作の現場での問題点の一つである、ギターヘッド部の弦の共振をカットするのに、従来は緩衝材をヘッドと弦の間に挟んだりヘッドと弦の周りに巻き付けるなどするのが一般的でした。
しかし、ESPではSUGIZOのためにもっとスマートに克服出来ないかと考えていました。そして生まれたアイデアを、世界的ブランドである装飾品メーカーIVXLCDM®の技術力により実現させたのが、このミュートクリップです。
ミュートクリップはギターヘッド部の弦に直接固定することにより、トレモロ・システムを搭載するギターでも弦の伸び縮みの動きと連動し、弦とミュート材の摩擦をほぼゼロにしてチューニングの安定性を向上させています。
…とのこと。
よく見かけるのが、弦との隙間にスポンジを挿入しているようなやつですね。余計な共振をミュートして演奏しやすくするもの。
取り付けたところ
Jazzmasterに取り付けてみました。
シルバーかブラックで迷ったんだけど、シルバーにした。もう少し現代的なギターの方がやっぱ似合うかな。
効果あるの?
この手のパーツで期待される効果っていうと以下のような感じかなと思う。
- 余計な共振がミュートされるのでプレイしやすくなる(特に大音量下で)
- ヘッド側にパーツをとりつけるので重心が少し変わって音の変化がある
- チューニングが安定する
共振は確かに減ったように感じて、生音でも少しデッド気味というかタイトになった気がする。スタジオとか行けばもっとわかりやすい効果があるかも。
音質の変化については正直よくわからない(笑)。
重心が変わるといってもパーツ単体ではたった9gだし。理論的にはあるんだろうけど感じ取れるものではなさそう。
チューニングについては、もともとこのJazzmasterは割とチューニングが安定するギターだと思うので、これもまだ実感はしていない。
価格が…
自分はなんとなく年末の勢いで即ポチしてしまったけど、正気に戻ってみるとこの価格は強気だなと感じる(笑)。
確かに作りも工芸品的な精度とルックスだし、あのSUGIZO氏コラボパーツだし。
しかしこの価格でこの効果は、だいぶ愛が試されるパーツだと思う。
とことんシビアに音を詰めていくプロの人が最後の一味的に使わないと、本当の価値がわからないかもしれない。
おうちギタリストには少々手に余るパーツだったかな。
コメントを残す