minimichineのトレモロペダル、たゆたひ(い)のレビューです。
買ったのはだいぶ前…、minimichineが休止する直前だったから2017年か。もう5年以上前じゃん。
久しぶりに引っ張り出してきて、良さを再発見したので書いてみます。
コントロール
ツマミはRate、Depth、Volume。ヴォリュームツマミのあるトレモロは結構珍しいかも。
バイパスはトゥルーバイパス。
LEDはホワイトで、トレモロのスピードに合わせてゆらゆら光量が動く。お洒落。
ツマミには木があしらってあるお洒落。
筐体のトップには和紙の上にアクリル板が貼ってあって、他のminimichineと同様にとてもナイスなルックスをしています。
サウンドについて
サウンドはいわゆるちゃんとしたトレモロで、ゆったりとした揺らぎからバババという機関銃サウンドまでカバーできる。波形を変えられるような芸の幅は無いので、基本的には同じ音色でスピードによる変化をつけるっていうところです。シンプル。
でもこのペダルの良さ的には、ゆったりとしたスピードのトレモロが一番似合うと思う。
すごい優しい揺らぎで、水面を揺蕩う感じで、とても和を感じる音色なんですよね。
改めて良いセンスのエフェクターだなあと思った次第です。
ヴォリュームが使える
ヴォリュームツマミがあることでトレモロにありがちな音量落ち感が無くせるんだけど、
基本の使い方の他に、歪みの後段や前段に置いてブースター的にも使える。
RateとDepthをゼロにすると揺れが無くてヴォリュームの操作でちょうど良い音量の美味しいところが得られる。例えばゲインそのままでほんの少し音量を足したり、音量を下げたり、ということができる。しかもこのヴォリューム自体にはちょっとキラリとした心地良い質感があるので、すこーしだけ隠し味的にも使える。有能。
Flying TeapotのFUZZなんかはペダル自体のヴォリュームをガツンと上げるとすごく良い音がするんだけど、ONとOFFのバランスがとりづらい。
そこでこのペダルをFUZZの後ろに繋いでヴォリューム11時くらいにすると、極上ファズディストーションサウンドが適度な音量で楽しめる。
ヴォリューム上げていくと歪みだと変化がちょっと分かりにくいけど、ギターのヴォリュームを絞ったクリーントーンではちょうど良い厚みと音量が得られる。
ひさしぶりに「うらら」を引っ張り出してみました。見た目も音もGoodですね。太くうねる感じで。
まとめ
とても遊びがいのあるペダル。トレモロの美しさは特筆もので、どっかで見つけたらぜひ試して欲しい。
ヴォリュームについても使い方次第でいろんな使い方ができる。ペダルボードにそっと忍ばしておきたい系。
主張しすぎず優しく儚げな和紙の色合いも良い。
minimichineさん、いつか復活してくれたら嬉しいな。
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